EV補助金打ち切りで国内自動車業界に激震、部品サプライヤーは死活問題に
EV補助金打ち切り、国内自動車業界に激震

政府が2025年度以降、電気自動車(EV)の購入に対する補助金を打ち切る方針を固めたことが、複数の政府関係者への取材で明らかになった。現在、EV購入者には最大85万円の補助金が支給されているが、2025年度末をもって終了する見通しだ。この決定は、国内自動車業界に大きな衝撃を与えている。

補助金打ち切りの背景

政府関係者によると、補助金の打ち切りは、EV普及が一定の水準に達したと判断したためだという。2023年度のEV販売台数は前年比2倍以上の約8万8000台に達し、充電インフラも整備が進んでいる。しかし、業界団体の日本自動車工業会は「補助金の継続は不可欠」と訴えており、打ち切りに反対する意見が強い。

自動車メーカーの反応

国内大手自動車メーカーは、補助金打ち切りが販売に与える影響を懸念している。あるメーカーの幹部は「補助金がなくなれば、EVの価格競争力が低下する。特に軽EVの普及に悪影響が出る」と語る。また、別のメーカーは「充電インフラの整備もまだ不十分であり、補助金打ち切りは時期尚早だ」と批判する。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

部品サプライヤーへの影響

補助金打ち切りの影響は、部品サプライヤーにも及ぶ。特にEV向け部品に特化した中小企業は死活問題だ。ある部品メーカーの社長は「EVシフトに合わせて設備投資をしてきたが、補助金打ち切りで需要が減れば、投資回収が難しくなる」と不安を漏らす。業界団体の日本自動車部品工業会は、補助金の継続を求める要望書を経済産業省に提出した。

今後の展望

政府は補助金打ち切りに代わる新たな支援策として、EVの購入者に対する税制優遇や、充電インフラ整備への補助を拡充する方針だ。しかし、自動車業界からは「補助金の方が直接的な効果が大きい」との声が根強い。また、海外メーカーとの競争が激化する中、補助金打ち切りが国内メーカーの競争力に与える影響も懸念される。

経済産業省は「補助金に依存しない市場の創出が必要」と説明するが、業界との調整は難航が予想される。今後の動向が注目される。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ