中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)が日本市場に新型EV「シール(SEAL)」を投入する。価格は528万円(税込)からで、航続距離はWLTCモードで640kmを実現。テスラ「モデル3」や日産「アリア」と競合するミッドサイズセダンだ。
日本市場への本格参入
BYDは2023年1月に日本市場に再参入し、SUV「ATTO 3」を皮切りに販売を開始。その後、コンパクトカー「ドルフィン」を投入し、今回3モデル目となる「シール」を発売する。同社は2025年までに日本で100店舗以上の販売網を構築する計画だ。
競争力のある価格設定
「シール」の価格は、テスラ「モデル3」の最安値(約531万円)とほぼ同水準。しかし、航続距離では「モデル3」(約570km)を上回る。また、日産「アリア」の最安値(約539万円)よりも安い価格設定となっている。BYDは日本市場でのシェア拡大を狙う。
高性能と充実装備
「シール」は、後輪駆動の「シール」と四輪駆動の「シールAWD」の2グレードを用意。最高出力はそれぞれ230kWと390kWで、0-100km/h加速は3.8秒(AWD)と、スポーツセダンに匹敵する性能を持つ。バッテリーはBYD独自のブレードバッテリーを搭載し、安全性も高い。内装は12.3インチのデジタルメーターと15.6インチのセンターディスプレイを備える。
日本市場の反応
BYDの日本法人、BYD Auto Japanの東福寺厚樹社長は「シールは、日本のユーザーにEVの魅力を伝える重要なモデル」と述べている。同社は販売開始に先立ち、全国で試乗会を実施する予定だ。



