EVシフト加速!中国BYD、2025年型「シーライオン07」EVで日本市場攻略へ
中国BYD、2025年型シーライオン07EVで日本市場攻略

BYDが新型EVで日本市場に本格参入

中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)が2025年モデルとなる新型SUV「シーライオン07」のEVバージョンを日本市場に投入する計画を固めた。同社の日本法人であるBYDジャパンが2024年10月に都内で開いた発表会で明らかにしたもので、既存の「ATTO 3」「ドルフィン」「シール」に続く第4のモデルとなる。

航続距離と価格帯が競争力の鍵

シーライオン07 EVは、BYD独自のブレードバッテリーとe-プラットフォーム3.0を採用。一回の充電での航続距離は中国仕様で最高500km超(CLTCモード)とされ、日本市場向けにはWLTCモードで450km前後が見込まれる。価格は500万円台後半から600万円台前半と予想され、テスラ「Model Y」(約567万円〜)やトヨタ「bZ4X」(約550万円〜)と直接競合する。

BYDジャパンの東福寺厚子社長は「日本のお客様に高品質で先進的なEVを提供し、EV普及に貢献したい」と述べ、日本市場への意欲を示した。また、販売目標は非公表ながら、全国の正規ディーラー網を2025年末までに100店舗に拡大する計画で、シーライオン07がけん引役となる見通し。

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日本市場におけるEVシフトの加速

日本の新車販売に占めるEVの割合は2023年で約2%と、世界平均(約18%)を大きく下回るが、BYDの積極的な投入により市場が活性化するとの見方がある。日本自動車工業会のデータによると、2024年上半期の日本国内EV販売台数は前年同期比で約15%増加しており、シーライオン07の投入でさらに加速する可能性がある。

一方で、充電インフラの整備が課題だ。経済産業省は2030年までに充電器を30万基設置する目標を掲げるが、2024年時点で約4万基にとどまる。BYDは自社で急速充電器の設置も進めており、販売店や商業施設への設置を計画している。

中国メーカーの日本市場攻略が本格化

BYDは2023年に日本で約2,200台を販売し、2024年には1万台超を目指す。シーライオン07の投入で、中国メーカーとして初めて日本市場で本格的なSUVセグメントに参入することになる。競合の日産自動車は「アリア」、マツダは「MX-30 EV」を販売するが、航続距離や価格でBYDが優位に立つ可能性がある。

業界関係者は「BYDの低価格戦略は日本市場に新たな競争をもたらす。トヨタやホンダもEV投入を加速せざるを得なくなるだろう」と指摘する。シーライオン07の日本発売時期は2025年春以降とみられ、詳細スペックや価格は正式発表を待つ必要がある。

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