Microsoftは、10月13日に公開したWindows 11向けセキュリティ更新プログラム「KB5127648」の既知の問題として、スマートアプリコントロールを再び有効にできなくなる不具合を案内している。同更新プログラムはWindows 11バージョン24H2、25H2、26H2を対象としている。
スマートアプリコントロールは、信頼性の低いアプリや悪意のあるアプリの実行をブロックするWindows 11のセキュリティ機能だ。
スマートアプリコントロールを再び有効にできない
Windows 11では、スマートアプリコントロールをオフにした後、Windowsを再インストールせずに再び有効にできるよう改善が進められてきた。25H2以前は1度でも機能をオフに設定すると、Windowsを再インストールしない限りオンに戻すことができなかった。
一部のアプリを実行するためにスマートアプリコントロールをオフにすると、再び有効にするにはWindowsの再インストールが必要となるため、使い勝手に課題があった。Microsoftはこの課題を克服するため、26H2から一時的な無効化に対応し、いつでも機能を有効にできると説明していた。
ところが、10月13日に公開したKB5127648で再び有効化することができなくなった。Windowsセキュリティの「オン」の設定項目はグレー表示で固定され切り替えることができない。26H2で改善された機能が、リリースからわずか2週間ほどで正常に利用できなくなったことになる。
なお、スマートアプリコントロールがすでに有効になっている端末は影響を受けず、保護機能も継続して動作する。
Microsoftが回避策を公開、修正は今後の更新で
Microsoftは前述の公式発表の中で手動による回避手順を公開した。ただし、この手順はレジストリーの操作を伴うことから、同社は事前のバックアップを推奨している。
また、IT管理者向けに2つのグループポリシーのダウンロードを提供し、両方のインストールおよび設定が必要と説明した。最初のグループポリシーはスマートアプリコントロールの有効化に必要で、最後はトラブルシューティングの支援に必要なログの利用を保証するとしている。
レジストリーの操作およびグループポリシーの設定は、いずれも作業後にコンピューターを再起動する必要がある。再起動後、Windowsセキュリティを表示すると「オン」の設定が可能になる。
この作業は一般ユーザーに推奨するものではない。Microsoftは今後のリリースで修正プログラムを提供する予定と明らかにしており、将来の修正を待つことが推奨される。