イタリアのメローニ首相は5日、自身の声の商標登録を欧州連合知的財産庁(EUIPO)に申請した。AI(人工知能)によるディープフェイク映像などに悪用されるのを防ぐ目的とみられる。
主要政治家では初の申請
英紙フィナンシャル・タイムズによると、主要な政治家による声の登録申請は初めて。EUIPOのウェブサイトではメローニ氏の申請が確認でき、4秒間の音声が添付されている。
音声はイタリア語で「私はジョルジャ・メローニ」と2回繰り返す内容で、6日時点で「審査中」となっていた。
偽画像被害と総選挙を控え
メローニ氏は過去に、生成AIによる偽画像や動画が出回る被害に遭ってきた。イタリアでは来年に総選挙が控えており、偽情報の悪影響を避ける狙いもある。
声の商標登録については、米人気歌手のテイラー・スウィフトさんら歌手や俳優の中で動きが広がっている。