スマホ疲れの若者「アテンション・デトックス」実践 総務省調査で見えた世代差
スマホ疲れの若者「アテンション・デトックス」実践 総務省調査

若者の間で「スマホ疲れ」が広がっている。実際には長時間スマホを使い続けているものの、半数以上が「もう疲れた」と感じており、意識的に利用を減らす「アテンション・デトックス」に取り組む人が増えている。総務省が6月26日に発表した「令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」から、実態が明らかになった。

平日のネット利用、10代は約4時間

調査によると、平日のインターネット利用時間は全年代平均で1日183.9分(約3時間)。年代別では10代が228.3分、20代が266.9分と、平日に4時間近くネットに触れている。一方、テレビ(リアルタイム視聴)の利用時間は60代が249.3分、70代が313.5分とシニア層の視聴時間が長い。「若者はネット、シニアはテレビ」という世代の構造が数字の上でも明確に分かれる。

SNSの世代別特徴

SNSもサービスごとに世代の特徴が顕著だ。TikTokの利用率は10代が67.9%と最も高く、60代では21.2%に低下。Instagramは20代の82.6%がピークで、若い世代ほど使っている。若者にとってInstagramは親しい友人と近況をシェアするツールであり、サブアカウントやストーリーズで公開範囲を細かく分けて運用している。

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全体的にSNSは若者の利用率が高い傾向にあるが、例外がFacebookだ。10代はわずか14.3%と最も低く、利用率のピークは30~40代。日本ではFacebookがビジネスツールとして使われることが多く、またつながった人にだけ安心してプライベートを共有できるサービスとして利用されているためとみられる。若者にとっては、実名登録を原則とする1人1アカウントでのつながりが「重い」のかもしれない。

アテンション・デトックスとは

こうした状況の中、若者はスマホの使い方を見直し始めている。「アテンション・デトックス」とは、注意(アテンション)をデジタル機器から意図的に遠ざけ、集中力を回復させる実践だ。具体的には、アプリの通知をオフにする、使用時間を制限する、SNSから離れるなどの方法が取られる。アプリは利用者を引きつけるよう設計されており、その「離れられない設計」とどう付き合うかが課題となっている。

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