UTグループは、製造現場ではたらく人のためのプラットフォーム「貯まるワーク」を始動し、7月1日に公式アプリをリリースした。第一弾として、求人情報の検索・閲覧から応募、面接予約、選考状況の確認までをアプリ上で行える環境を提供する。
「貯まるワーク」の概要
貯まるワークは、現在の社員のみならず、過去の在籍者や未来の求職者も含めたすべての「はたらく人」を対象としたもの。自分に合った仕事を選べる利便性を強化するとともに、中長期的なキャリア形成を支援し、同社ではたらいた時間に応じて会社の利益分配につなげる仕組みだという。
派遣というはたらき方において断続的に見えやすかった就業経験を「積算労働時間」(同社雇用のもと派遣社員が就業した累計時間)として捉えて価値に転換し、はたらく人と同社が長期的につながり、共に成長できる関係を目指すとしている。
導入の背景として同社は、労働力不足により企業の人材確保が急務となる中、製造業では生産を支える人材の安定確保と定着に加え、就業ニーズの多様化に応じた柔軟な雇用機会の提供が求められている点を挙げる。特に製造現場ではたらく人は、就業開始までのスピードや効率を重視する傾向が顕著だとのことだ。また派遣では、配属先の変更によって経験やスキルが断続的に見えやすく、はたらく人の経験・スキルが派遣先企業に伝わりにくいことがキャリア形成の障壁となっていたと指摘されている。
貯まるワークの3つの特徴
貯まるワークの特徴は3点。1点目は、派遣先が変わっても同社ではたらいた時間の累計を可視化し、ポイントとして価値に転換する点。あわせて、在籍したまま全国3,600件以上の案件から希望に合った職場へ異動できる「社内異動」や、業界・職種を転換できる仕組み、派遣先への直接雇用機会の提供などでキャリア形成を支援する。今後は、ライフスタイルの変化などで一度離職した場合でもスムーズに再入社できる体制構築も推進するという。
2点目は、2025年8月に導入した「ポイントプログラム」。積算労働時間に応じてポイントが貯まり、そのポイントを自社株式と交換できる。積算労働時間によって会員ランクが適用され、ランクに応じた倍率でポイントが貯まる仕組みで、保有株式数に応じて配当金も受け取れるため、はたらいた時間の積み重ねを将来の資産形成につなげられるとしている。
3点目は、24時間365日いつでも応募・面接予約が可能な点。全国9,000件以上の求人(2026年6月末時点)に、就業中や夜間でも都合に合わせて応募できる。2027年1月に予定するバージョンアップでは、アプリ上で応募から入社まで完結できるようになるという。就業後は日払い給与サービス「即給」により、月1回の支払日を待たずに、はたらいた分の給与を随時受け取れる。
今後は、仕事探しから就業中の各種手続きまでを一気通貫で完結できるよう機能拡張を進める方針。全国の職場へ好きなタイミングで異動できる「社内異動」をはじめ、応募後すぐに就業を開始できる「即入社」や求人情報のパーソナライズ化、給与受取方法の多様化などのアップデートを重ねるとしている。



