Neowinは7月27日、MicrosoftがMicrosoft 365の利用者に対して無差別な広告表示を開始したと報じた。サブスクリプションの加入状況にかかわらず、Officeアプリ内で上位プランへの変更を促す広告が表示されるようになり、多くの利用者から批判が寄せられている。
広告の仕様と対象
対象となるのはExcel、Word、PowerPointなどのOfficeアプリで、タイトルバーにダイヤモンド形のアイコンと「Upgrade your plan」の表示が追加される。Microsoft 365に加入済みであっても表示は続き、非表示設定は用意されていない。
この広告をクリックすると、現在契約しているプランと個人向けまたは法人向けの上位プランを案内する画面が開く。画面内ではMicrosoft 365の機能や特典も紹介されるが、契約済みの利用者にも同じ内容が提案される仕組みだ。
実際の事例と反応
Neowinの記者は、Microsoft 365 Familyに契約中にもかかわらず、AI機能を強化できるとしてMicrosoft 365 Premiumへの変更が案内されたと伝えている。料金は通常月額19.99ドルで、初月のみ9.99ドルの割引価格が提示されたとのこと。
案内画面には、Copilotの利用上限拡大、クラウドストレージ容量、ランサムウェア対策、「広告のない」安全な電子メールなどの特典が並ぶ。この画面を目にした記者は「正直言って馬鹿げている」と述べ、強い不満を感じた様子だが、同様の反応は記者だけではない。
フィードバックと過去の事例
ExcelやWordのフィードバックサイトには、アプリ内広告への不満や改善を求める投稿が多数寄せられている。有償製品に広告が表示される点や、表示を消せない仕様に批判が集まっている。
Neowinによると、Microsoftは過去にもTeamsで類似の広告表示を導入しており、その際も利用者から批判が相次いだ経緯があるという。



