脱炭素社会の実現に貢献する電源として注目される水力発電の魅力を発信しようと、関西電力がスマートフォン向けアプリ「みずいろネット」を開発した。利用者がとっておきの景色などを投稿し、関心がある人同士が情報を共有することでファンの拡大につなげる。
アプリの主な機能
無料アプリ「みずいろネット」は、利用者による写真とコメントの投稿や、関電が所有するダム・えん堤の位置やルートの確認などができる。関電が保有するダムの位置が把握でき、現地に行くとデジタルスタンプがもらえる機能も付けた。
マップで表示するのは、ダムが全44か所、えん堤が3か所の計47か所で、京都府と和歌山、奈良、兵庫、長野、富山、岐阜の6県にある。このうち、一般の人が近づけるダム・えん堤43か所をデジタルスタンプラリーの対象にした。
投稿は全国から
アプリ上では、岩手県や大分県のダムに関する投稿もあるという。担当者は「ダムには発電だけでなく、洪水調整や農業用水、観光など多様な価値があることを知ってほしい」と話す。
関電と水力発電の歴史
関電は、水力発電事業との関わりが深い。現在運営している蹴上発電所(京都市)は、国内初の事業用水力発電所として1891年に営業運転を始めた。戦後は、「世紀の難工事」と言われた黒部ダム(富山県立山町)と黒部川第四発電所(同県黒部市)のプロジェクトを成し遂げた。



