NECは、5G基地局の電力消費を抑える新技術を開発し、実証実験でその効果を確認した。同社によると、AIを活用して通信量に応じて基地局の動作を最適化することで、電力消費を最大約20%削減できるという。
AIで通信量を予測し、基地局の動作を制御
新技術は、AIが過去の通信量データを学習し、将来の通信量を予測。予測に基づいて、基地局の送信電力やアンテナの数を動的に制御する。通信量が少ない時間帯には、送信電力を下げたり、アンテナの一部を停止したりすることで、消費電力を抑える。
実証実験では、実際の通信データを用いて効果を検証。その結果、通信品質を維持したまま、電力消費を最大約20%削減できることが確認された。
5G基地局の電力消費は4Gの約3倍
5Gは高速大容量通信が可能な一方で、基地局の電力消費が4Gに比べて約3倍に増加するとされている。通信事業者にとっては、電力コストの増加が課題となっている。
NECは、この新技術を2025年度までに製品化する方針。通信事業者の電力コスト削減に貢献するとともに、脱炭素社会の実現にも寄与したい考えだ。



