背番号9の左腕・宮沢が無の境地で7回無失点、拓大紅陵が34年ぶり夏の甲子園勝利
拓大紅陵・宮沢が7回無失点、34年ぶり夏の甲子園勝利

夏の甲子園大会2回戦で、拓大紅陵が佐賀商に1-0で勝利した。先発の宮沢和聖が7回無失点と好投し、チームを34年ぶりの夏の甲子園勝利に導いた。

「無の境地」でピンチを脱する

リードはわずか1点の七回、拓大紅陵先発の宮沢は味方の失策で1死二塁のピンチを背負った。背番号「9」の左腕が心掛けたのは「無の境地」だった。「関係ないことを考えた。『きょうの夕飯は何かな』とか」。力みや気負いを遠ざけ、後続を落ち着いて外野フライに打ち取った。

昨秋の反省から磨いた制球力

マウンドで平常心を失ったのは昨秋の千葉大会3回戦。ピンチで制球を乱し、チームは敗退した。「焦ってストライクが入らなかった」。エースナンバーは剥奪された。マウンドで考えすぎたと反省。自信を持つために、練習から試合のつもりで投球し、持ち前のコントロールを磨いてきた。

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緩急がさえた好投に「80点」

緩急がさえた。130キロ台中盤の直球をコーナーに投げ分けて追い込み、緩いカーブ、スライダーで打者のタイミングを外した。7回無失点の好投に「点数は80点。ミスなく投げられた」。坂巻監督は「持ち味が出ていた。何より気持ちが前向きだった」と成長に目を細めた。

34年ぶりの勝利、次戦も無心で

チームは34年ぶりに夏の甲子園勝利。宮沢は「OBの方に喜んでもらえてよかった」と笑顔。「チャンス紅陵」など、多くのオリジナル応援曲を持つ吹奏楽部の応援にも後押しされ、次戦も無心で腕を振る。

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