ソフトバンクは1日、楽天戦で8―2と勝利し、2年ぶりに90勝へ到達した。一回に近藤と栗原の連続本塁打で先行し、その後も着実に加点。先発の上沢は2年連続2桁勝利を挙げた。楽天は先発の滝中が振るわなかった。
栗原陵矢、球団21年ぶりの大台
福井・春江工高からソフトバンクに捕手として入団した18歳の頃、栗原が挙げた理想像は元ヤクルトの名捕手・古田敦也だった。「体が大きいわけでも、パワーがあるわけでもない。フットワークや俊敏性で勝負したい」。そう語った青年は、約12年の時を経て大砲に変貌した。
一回、栗原らしく内角球を巧みにさばき右翼に運んだ。球団では2005年の松中信彦、ズレータ以来となる21年ぶりの40号に到達し、「すごく高い壁だと思っていたけど、なんとか行けてよかった」と笑った。
レギュラー定着への執念
一軍に定着した頃、「(レギュラーになるには)圧倒的な数字を残さないといけない」と話したことがある。巨大戦力の中で生き残るため、ポジションのこだわりを捨て、肉体改造に励みながら打撃を強化し続けた。大けがを乗り越え、選手会長と4番の重圧に打ち勝った末の金字塔。新たなチームの顔にふさわしい勲章だ。
ソフトバンクの小久保監督は「(栗原の)40本はなかなかの数字。(残り試合も)点が取れるベストメンバーで(個人タイトルの可能性がある投手を)サポートしたい」と話した。