越前がに返礼品不正受け、ICタグ導入へ 石田知事が表明
越前がに不正受けICタグ導入へ 石田知事表明

福井県越前町がふるさと納税の返礼品としていた「越前がに」に不正な表示があった問題を巡り、福井県の石田知事は1日、今期(11月~来年3月)の越前がに漁から、生産者情報などが入ったICチップ内蔵のタグを越前がにに取り付ける考えを明らかにした。県議会委員会で山本建県議(自民党県議会)の質問に答えた。

不正表示問題の経緯

越前町は9月24日、水産加工会社1社が提供していた加工品に規定以上の水がにが混入していたと発表。また、この会社を含む11事業者が水がにやベニズワイガニを「越前産水がに」「越前産紅ずわいがに」など、越前がにと誤認される恐れのある表記で返礼品を提供していたことも明らかにした。

農林水産省は同日、地域ブランドを保護する地理的表示(GI)法に基づき、町に対して再発防止などを求める措置命令を出した。

新タグの仕様と目的

県によると、従来のGIマーク入りの黄色いタグに加え、ほぼ同じ大きさの新しいタグも付ける。「漁師厳選」などと記載され、スマートフォンを使って生産者や産地の情報などを読み取ることができる。1・1キロ・グラム以上の越前がにに取り付けるという。

県や漁業団体などは今年度、他のズワイガニとの混入防止や越前がにのブランド向上を目的に、新たなタグの製作を進めていた。今回の不正表示が重なったことを踏まえ、ブランドの信頼回復にも活用したい考えだ。