AIG全英女子オープンで海外メジャー初優勝を果たした桑木志帆(23)=大和ハウス工業。プレーオフを制し、日本勢として3人目の頂点に立った。
日本勢3人目の快挙
岡山市出身の桑木は、同郷で「お姉ちゃんみたいな存在」と慕う渋野日向子が2019年に制し、昨年は山下美夢有が頂点に立った大舞台で、日本勢3人目の優勝を飾った。
プレーオフの死闘
2日の最終ラウンド。桑木は首位と3打差の2位から70で回り、通算5アンダーで並ぶ2024年パリ五輪銀メダリストのエスター・ヘンゼライト(27)=ドイツ=とのプレーオフにもつれ込んだ。
1ホール目はティーショットを右に曲げて深いラフに入れたが、「集中力を切らしたら負け」とキャディーに言われて気持ちを切り替えると、第3打をピンそばにぴたり。ミスを帳消しにするスーパーショットで望みをつないだ。2ホール目はボギーをたたいた相手をよそに、1メートル足らずのパーパットを落ち着いて沈め、両手を広げて歓喜した。
輝く個性と未来
右手がピンク、左手はブルーと左右で色が違うカラフルなネイルに、まつげエクステンション。視認性が高い黄色のボールは4歳でゴルフを始めたときからのお気に入りで、鮮やかなウエアも目を引く。国内ツアーからのスポット参戦で脚光を浴びたニューヒロインは「日本では派手なほうだと思う。自分のやりたいようにやりたいことをやるのが信念」と言い切った。
帰国会見で「この優勝は自信になった。(年間)女王をとりたい」と語った。2年後のロサンゼルス五輪も視野に、来季から米ツアーに主戦場を移す。「ジュニアゴルファーの子たちから憧れられるような存在になりたい。これからもキラキラできるように頑張りたい」と華々しい未来を見据えた。



