プロ野球のドラフト会議(新人選手選択会議)が22日に開かれる。プロ志望届を提出した九州・山口・沖縄の高校生や大学生も「運命の日」を迎える。
大分商高・平田玲翔投手、最速152キロの素材型右腕
大分商高の平田玲翔投手(18)は、エースとして29年ぶりの甲子園初戦突破に貢献した。身長1メートル88と恵まれた体格で、スリークオーター気味のフォームから150キロを超える球を投げ込む。上位指名候補との呼び声も高い素材型右腕だ。
プロを意識し、プロで活躍するOBも多い大分・大分商高を進学先に選んだ。2年時には球速が140キロ台後半に達した。さらに飛躍を遂げるきっかけの一つとなったのが、昨冬から取り組んだフォーム改造だった。
フォーム改造で制球安定、今夏に自己最速152キロ
脚を大きく上げるダイナミックなフォームをしていたが、今井達也投手(米大リーグ・アストロズ)に倣い、脚の上げ方や腕の振りをコンパクトに変えた。そうしたことで、「制球が安定するようになり、球速を求めることができた」という。
今夏の大分大会では自己最速の152キロをマーク。視察していた北海道日本ハムファイターズの栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)は「(彼のように)質の良いボールを投げる投手はなかなか出てこない」と評価した。
甲子園での好投、将来の目標はメジャー
甲子園では初戦の新潟・日本文理高戦で三回途中からマウンドに上がった。150キロの速球を立て続けに投げ込み、7回2失点の好投で逆転勝ちにつなげた。2回戦で敗れたものの、実力の一端を示すことができた舞台は自身の野球人生にとって「重要な場所だった」と振り返る。
現在は球種を増やそうとツーシームなどの習得に励んでいる。「先発としてタイトルを獲得できる投手になりたい。いずれはメジャーで活躍することが目標」。高いレベルの環境に身を置き、勝負する日を待ち望んでいる。