男子ゴルフの今季メジャー最終戦、全英オープン選手権は17日、サウスポートのロイヤルバークデールGC(パー70)で第2ラウンドが行われた。片岡尚之(28)が終盤に3連続バーディーを奪い、通算1オーバーで予選を通過。松山英樹は4バーディー、1ボギーの67で回り、通算1アンダーの38位に浮上した。久常涼、比嘉一貴も1オーバーで予選を通過。永野竜太郎、中島啓太、金子駆大、米沢蓮は予選落ちした。メジャー最少タイの62をマークしたルーカス・ハーバート(オーストラリア)が8アンダーで首位に立った。
片岡、土壇場からの逆転劇
片岡は初日1番でトリプルボギーを叩き、第2ラウンドも3番パー4でティーショットを曲げて「8」をたたくなど、通算6オーバーまで後退。心が折れてもおかしくない状況だったが、「バーディーを取るしかない」と吹っ切れた。15番までに2つのバーディーを奪い返し、最終3ホールへ。予選通過には全てバーディーが必要な中、16番で5メートルのバーディーパットを沈め、17番パー5は2オンに成功してバーディー。500ヤード超えの18番パー4では追い風を味方にドライバーで飛距離を稼ぎ、2打目をピンまで3メートルに寄せ、難しいラインを鮮やかにねじ込んだ。
マスターズの屈辱から飛躍
初の海外メジャーだった4月のマスターズ・トーナメントは通算15オーバーで予選落ち。その屈辱から飛距離の重要性を学び、練習で「一生懸命振る」ことを意識。国内ツアーの平均飛距離は昨季65位から11位に急上昇した。反省を糧に得たパワーが土壇場で生きた。
「しびれる緊張感」が成長を促す
片岡は「しびれるような緊張感があって、絶対4日間やりたいという気持ちだった。苦しかったところから立て直せたのは成長」とコメント。極限まで張り詰めた空気が、28歳の潜在能力を引き出したように見えた。
松山英樹は堅実なプレーで浮上
松山英樹はこの日、4バーディー、1ボギーの67と安定したゴルフを見せ、通算1アンダーで38位に浮上。メジャー制覇へ向けて巻き返しを図る。
ハーバートがメジャー最少タイで首位
ルーカス・ハーバートがこの日62をマークし、メジャー最少タイ記録で8アンダー首位。2位に2打差をつけている。



