愛知・名古屋アジア大会(読売新聞社協賛)は23日、総合馬術が馬事公苑(東京都世田谷区)で行われ、2024年パリ五輪団体銅メダル獲得の「初老ジャパン」として知られる岐阜県本巣市出身の戸本一真選手(43)(日本中央競馬会=JRA)や、名古屋市出身の大岩義明選手(50)(nittoH)らが臨んだ団体で銀メダルを獲得した。
個人でも大岩選手が銅、戸本選手は5位
個人でも大岩選手が銅メダル、戸本選手も5位入賞を果たしたが、戸本選手は「悔しい結果。次こそは金メダルを取りたい」と雪辱を誓った。
総合馬術は「馬場馬術」「障害飛越」「クロスカントリー」の3種目からなり、個人の結果を総合して団体の成績とする。22日に馬場馬術と障害飛越が、23日にクロスカントリーが行われた。
雨中の奮闘、相棒フレディと「次は金」
戸本選手は、昨年からコンビを組む相棒の馬「フェア・ドゥ・ランス」(フレディ)(8歳)と出場。朝からの雨でぬかるむ馬場でもミスなく走りきった。通常は一定程度経験を積んだ12~14歳の馬が目安とされるが、「若い頃から自分が調教してきたので、今では自由自在で乗りやすい」という言葉通りのパフォーマンスだった。
現地で応援した妻の佳子さんも「すごくタイムも出ていて、良い走りだった」と話したが、団体ではチームメートのミスもあり2位に終わった。
大岩選手「ベストを尽くすしかない」
全体最後の出走となった大岩選手は「他の国の方が金メダルに近い状況だったが、ベストを尽くすしかないというつもりでやった」と語り、戸本選手は「自分も馬場馬術で出遅れてしまった。多くの方が見に来てくれ、歓声も大きかったので、金メダルを取って、皆さんに報告したかった」と残念がった。
戸本選手は2015年から拠点をイギリスに移して技術を磨き、パリ五輪で銅メダル獲得に貢献。現在は拠点を国内に戻し、競技会場となった馬事公苑で後輩の指導などに当たっている。
アジア大会初出場、4年後へ意欲
アジア大会への出場は今回が初めてで、「いつも仕事をしている場所で、知っている人たちに囲まれ出場できるというのは特別な感情がある」と今大会への思いは強かった。
「フレディは4年後がベストな年齢で、8年後まで戦える馬。一緒に次を目指して、今度こそ(アジア大会で)金メダルを取りたい」。「初老ジャパン」の挑戦はまだまだ続く。



