巨人、得点力不足で痛恨2連敗…CSファーストS敗退 ブーイング響く
巨人、得点力不足で痛恨2連敗 CSファーストS敗退

セ・パ両リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(3試合制)は11日、第2戦が行われ、セはレギュラーシーズン3位のDeNAが同2位の巨人に勝利して2連勝とし、3年連続のファイナルステージ進出を決めた。14日からリーグ王者の阪神と日本シリーズ進出をかけて対戦する。巨人は2年連続でファーストステージ敗退となった。パは同3位の日本ハムが同2位の西武に競り勝ち、1勝1敗とした。第3戦の予告先発は、西武が武内、日本ハムが伊藤と発表された。

DeNAが序盤から優位に試合を進めて快勝

DeNA4―1巨人(クライマックスシリーズ・ファーストステージ=11日)。DeNAが一回に度会の先頭打者本塁打などで2点を先行し、七回に戸柱の適時打、八回に牧の本塁打で突き放した。巨人は早い回から継投に入って勝機を探ったが、ダルベックのソロによる1点のみと打線が振るわなかった。

いらだちと切なさが入り交じる試合後、ブーイング響く

いらだちに切なさが入り交じり、試合後の東京ドームにブーイングが響いた。今季を象徴するように得点力不足が露呈し、巨人は痛恨の2連敗を喫した。「私のかじ取りがうまくいかなかったことに尽きる」と橋上監督代行。激動のシーズンが早すぎる終幕を迎えた。

一回に2点を先行され、すぐさま動いた。二回の好機で先発竹丸に佐々木を代打で送ったが、空振り三振。三回まで毎回先頭打者が出塁して得点圏にも進みながら、本塁が遠い。1点を追う五回は、一死一塁で仕掛けたヒットエンドランが失敗に終わる(記録は吉川の盗塁死)など、打線は最後までかみ合わなかった。

「勝利と育成」の両立に挑み続けたシーズン

5月下旬に阿部監督が辞任し、橋上オフェンスチーフコーチが監督代行に就いた。「緊急事態となり、全ての人が団結した」。指揮官として殻を破ろうとする選手の背中を押し、コーチ陣の声に耳を傾けて組織を束ねることに心を砕いた。

戦力になると判断した若手を積極的に起用し、今季のチームが掲げた「勝利と育成」の両立に挑み続けた。吉川が不在の間、1番二塁で活躍した浦田はその象徴だろう。シーズン143試合で先発野手のオーダーは実に132通り。適材適所に徹し、最後まで阪神と優勝争いを繰り広げた。

開幕投手を務め、ファーストステージで後のなくなったこの日も先発を託された竹丸は「ほぼ1年を通して投げることができたので、足りないものが分かった」とプロ1年目を省みる。期待に応えられなかった主力はもちろん、成長を示せなかった者も、CSの舞台を踏めなかった者も、等しく屈辱を胸に刻み、力に変えなければいけない。それが、絶えることのない声援に報いる道となる。(平山一有)

巨人・橋上監督代行 「選手は本当に頑張ってくれた。(若手選手に対しては)一軍の舞台を経験しただけでいいとは言わない。それを今後、プラスにしてもらえれば、やってきたことは無駄にはならない」