巨人・代木大和がプロ初勝利、恩師・馬淵監督もエール
巨人・代木大和がプロ初勝利、恩師・馬淵監督もエール

明徳義塾高出身で読売巨人軍に入団した代木大和投手(23)が8月、手術や育成契約などの苦しい時期を乗り越え、プロ初勝利を挙げた。その後も優勝争いを繰り広げる中、中継ぎとしてチームに貢献。同高時代の監督やチームメートからも活躍を喜ぶ声が上がっている。(前田真翔、木山七海)

プロ初勝利までの道のり

代木投手は愛媛県出身で2022年にドラフト6位で巨人に入団。8月22日には広島カープ戦でプロ初先発。たびたび走者を背負いながらも粘り強い投球を続け、五回二死一、二塁のピンチでは捕手のサインに首を振って投げたチェンジアップで三振に。5回を被安打4、無失点に抑え、プロ初勝利を挙げた。その後は、9月19日の中日戦で八回から登板し、2回を無失点に抑えるなど、中継ぎとしてチームに貢献している。

苦しい時期を乗り越え

プロ入り後は苦しい時期の連続だった。2年目に一軍で13試合に登板したものの、24年には左肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(トミー・ジョン手術)を受け、25年から育成選手に。今季はファーム・リーグのハヤテベンチャーズ静岡に派遣。投球の幅を広げて巨人に戻り、今年7月に支配下契約をつかみ、一軍の舞台に戻ってきた。

恩師やチームメートの声

高校時代にバッテリーを組んでいた加藤愛己さん(23)は、リハビリに取り組む代木投手にSNSで「焦らずに、ゆっくりでいいから」と励ますと「大丈夫。見とけよ」などと前向きな返事が来ていたというが、「本人は苦しかったと思う」と振り返る。高校時代は変化球中心に配球していたが、広島戦で印象に残ったのは力強い直球。「(代木投手は)はいあがって来る強い男」と改めて成長を感じたといい、「復帰したばかりなので、ちょっとずつ焦らずにやってほしい」とエールを送った。

カープ戦の翌日、代木投手から「なんとか勝てました」と電話で報告を受けたという同校の馬淵史郎監督は「とにかくうれしいの一言。直球の力強さが増していたし、ハヤテに出向して覚えたチェンジアップで投球に幅も出た。何よりハートが良い」と喜んだ。今も毎年母校を訪れて自主練習に取り組む姿が後輩の見本になっているといい、「『努力日本一の男』代木にはとにかく勝ってジャイアンツの主力として成功してもらいたい」と期待した。