横浜DeNAベイスターズは27日、Gタウンでファーム最終戦となる巨人戦に臨み、来季の戦力構想から外れている藤浪晋太郎投手(32)が先発した。
3回53球を投げ、8安打5失点。試合後はDeNAでの2シーズンを振り返り、「チームに貢献できなかったのが心残りですし、残念」と話した。
初回に4失点、牽制悪送球も絡む
この日のマウンドでも苦しんだ。一回は5安打に野選も絡み、打者9人の攻撃で4失点。二回は自身の牽制悪送球で傷口を広げ、さらに1点を失った。
「ゴロヒットが多かった。自分のコントロールできないところで、こればっかりは仕方ない」
藤浪は昨年7月にDeNAへ加入し、3年ぶりに日本球界に復帰。8月末には初白星を挙げた。
今季は制球難を克服できず
しかし、今季は課題の制球難を克服できず、3試合で0勝1敗、防御率6.30。来季の戦力構想から外れた。
日本球界復帰後、藤浪が登板前にたびたび口にしてきた目標が「ゾーンで勝負すること」だ。
160キロに迫る剛球と、曲がりの鋭い変化球を持つ。ストライクゾーンにさえ投げ込めれば、打者を圧倒できるという自信があるからこその言葉だろう。
大リーグのアスレチックスでは、投手コーチから「お前の仕事はボールが指先を離れるまで。ストライクゾーンにアタックしろ」と説かれたという。
現役続行希望、NPBでのプレーを希望
DeNAでも周囲からの雑音に一喜一憂せず、あえてシンプルな目標に集中しようとしていたように思える。
球団も最新鋭の機器やAIの活用でサポートしたが、1軍での活躍に結びつけられなかった。
今季初登板となった7月11日は一回の先頭から3者連続で四球を与えるなど、3回3失点。試合後は「ブルペンでは良かったが、力みが出た」と歯がゆさを口にした。
藤浪は今季を振り返り、「投手コーチやアナリストといった、いろんな方に協力していただいて、最後はかなりいい感覚、いい感じで投げられた。結果を残せなかったのが悔しいですけど、最後の方は自分らしい投球を取り戻せていたんじゃないか」と語った。
村田修一・2軍監督は「試行錯誤しながらもがいている姿を見て、僕らもなんとかしたいという気持ちだった。何かをつかんで次に進んで欲しい」とエールを送った。
本人は現役続行を希望し、今後は国内外の球団からのオファーを待つことになる。
藤浪は「海外もないわけではないですけど、やっぱりNPBでプレーさせてもらえたらいいなと考えてます」と語った。