大相撲名古屋場所(愛知県体育館)は17日、14日目の取組が行われ、大関・豊昇龍(25)が関脇・大栄翔を押し出し、1敗を守って単独首位を堅持した。これで豊昇龍は初の綱取り(横綱昇進)に向けて、優勝争いで一歩リードした。
豊昇龍、大栄翔を圧倒
豊昇龍は立ち合いから鋭い当たりで大栄翔を後退させ、一気に土俵際へ追い込んで押し出した。取組後、豊昇龍は「集中して自分の相撲が取れました。あと一日、しっかり気を引き締めて頑張ります」と語った。これで豊昇龍は13勝1敗とし、勝ち越しを11勝目で決めている。
霧島も勝利、2敗を守る
一方、2敗で追う大関・霧島(27)は、関脇・若元春を寄り切り、12勝2敗とした。霧島は「今日は内容は良くなかったが、勝てたことが大事。最後まで諦めずにやるだけです」とコメント。優勝争いは豊昇龍と霧島の一騎打ちとなり、両者の直接対決は最終日の18日に行われることが決まった。
綱取りの条件と歴史
豊昇龍が横綱昇進を果たすには、場所優勝がほぼ必須条件とされる。過去には、大関で14勝1敗の成績で優勝した場合でも、内容が評価されずに昇進が見送られた例もある。一方、霧島も今場所優勝すれば、自身初の綱取りの可能性が高まる。両大関の対決は、名古屋場所の歴史に残る一戦となりそうだ。
その他の注目取組
14日目には、前頭・翔猿が小結・阿炎を下手投げで破り、勝ち越しを決めた。また、平幕の熱海富士は大関・貴景勝を押し出し、金星を獲得。貴景勝はこの敗戦で優勝争いから後退した。幕内の優勝争いは、豊昇龍と霧島の2人に絞られた。
最終日の展望
18日の千秋楽は、豊昇龍-霧島の大関対決が注目される。豊昇龍が勝てば優勝決定、霧島が勝てば優勝決定戦にもつれ込む可能性がある。両者の対戦成績は霧島が5勝3敗とリードしているが、今場所の調子は豊昇龍が上と見る向きも多い。大相撲ファンはもちろん、一般のスポーツファンも注目する一戦となる。



