大相撲名古屋場所(愛知県体育館)は24日、千秋楽を迎え、東前頭筆頭の大の里(23)が西関脇の豊昇龍を送り出しで破り、13勝2敗で逆転優勝を果たした。新入幕からの所要場所数で史上最短となる4場所目での優勝達成となった。
史上最短Vの軌跡
大の里は今年初場所で新入幕を果たし、その後春場所(大阪)で10勝、夏場所(東京)で11勝と着実に成績を伸ばしてきた。今場所は初日から5連勝と好スタートを切ったが、中日に敗れてからやや精彩を欠き、11日目には2敗目を喫した。しかし、終盤に3連勝して13勝2敗とし、優勝決定戦にもつれ込まずに優勝を決めた。
従来の新入幕からの最速優勝記録は、1990年初場所の貴花田(後の横綱・貴乃花)が達成した5場所目だった。大の里はこれを更新し、大相撲史に名を刻んだ。師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)は「本当に立派。よく頑張った」と目を細めた。
千秋楽の取組
千秋楽の大一番は、12勝2敗で並んでいた豊昇龍との直接対決。立ち合いで激しくぶつかり合うと、大の里が右を差して一気に寄り、最後は送り出しで土をつけた。館内は大歓声に包まれ、大の里は土俵上で「まだ実感がわかない」と語った。
豊昇龍は「完敗です。自分の相撲が取れなかった」と悔しさをにじませた。また、大関・霧島は11勝4敗で優勝争いに加われず、横綱・照ノ富士は休場していた。
今後の展望
大の里は優勝インタビューで「これからも精進して、横綱を目指したい」と抱負を述べた。二所ノ関親方は「まだまだ伸びしろがある。しっかり鍛えていきたい」と話した。大の里の活躍により、大相撲人気はさらに高まりそうだ。



