米アラスカ州で毎年開催される「一番太ったクマ」を決める恒例イベントで、今年は元王者の息子が優勝を果たした。決勝では大接戦の末、雄グマの「バックパック」が雌の「ダンシングクイーン」を僅差で破り頂点に立った。
冬眠前のサケ摂取が鍵、トーナメント方式で選出
このコンテストはカトマイ国立公園で毎年開催され、数か月にわたる冬眠に備えて大量のサケを食べるクマの中から、最も太っている個体を投票で選出する。1週間にわたるトーナメント方式で行われ、今年は230万人以上が投票に参加した。
視聴者はブルックス川でサケをすくい上げるアラスカヒグマの様子をライブカメラ映像で鑑賞でき、特設ウェブサイトでは上位候補のプロフィールや、夏の間にどれだけ体重を増やしたかを示すビフォー・アフター写真も公開されている。
決勝は5000票差、母も過去に優勝の血筋
20万票が投じられた決勝戦で、「バックパック」は5000票の僅差で勝利した。母グマの「ホリー」も過去のコンテストで優勝した経験があり、今回は血筋の勝利ともいえる。
「バックパック」は愛称で、公式名は「89番のクマ」。母グマが川を泳いで渡る際に背中に乗り込む癖があったことから、レンジャーたちにこう呼ばれるようになった。公式サイトのプロフィールには「大型の成体雄グマの多くとは異なり、バックパックは競合相手に対してあまり攻撃性を示さない」と記載されている。
体重は約544キロ、レンジャーも人気を認める
カトマイ国立公園のレンジャーであるサラ・ブルース氏は地元メディアに対し、バックパックの現在の体重は約1200ポンド(約544キロ)に達しており、ファンに大人気だと語った。また「バックパックは2012年にライブカメラが設置されて以来、私たちがカメラ越しに見守り続けてきた熊の一頭」だと説明している。