創価大4年の小池莉希が、春のトラックシーズンで速さを磨き、夏の鍛錬期でスタミナを蓄え、10月12日の出雲全日本大学選抜駅伝で幕を開ける駅伝シーズンに臨む。11月1日の全日本大学駅伝を経て、来年1月2、3日の東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)でクライマックスを迎える中、上半期に輝きを放った選手として注目を集めている。
日本選手権での果敢な走り
6月の日本選手権5000メートルでは、予告通り1500メートル付近で集団を飛び出し、3800メートル付近まで独走した。最後は17位に沈んだが、その果敢な走りは大観衆の記憶に刻み込まれた。
長野・佐久長聖高時代は同期の吉岡大翔(順大4年)らの陰に隠れ、全国高校駅伝を走れなかった。しかし、実力差がある相手に対しても果敢に前へ出るスタイルを貫き、失敗を繰り返しながらも着実に力をつけ、創価大の主力に成長。3年目の箱根駅伝では6区の区間記録にあと1秒に迫る快走で一躍名を上げた。
最上級生としての責任感
今季は、最上級生としての責任感も強まる。4月の日本学生対校選手権1万メートルは調子が合わず7位に終わり、「チームに勢いを与えられない」と悔やんだ。そのうっぷんを晴らすべく、5月の関東学生対校選手権2部1万メートルは27分52秒43の自己ベストで日本人トップの4位、5000メートルも同2番手の5位と好走。「評価は90点。先につながる良い流れができた」と喜んだ。
駅伝シーズンへの意気込み
「全ての駅伝で区間賞はもちろん、区間記録を塗り替えたい。ペース配分も含め、大人な小池莉希を見てほしい」。一皮むけた走りで、主役の座を狙う。