サッカーの移籍情報サイト「トランスファーマルクト」は22日、ワールドカップ(W杯)北中米大会を終え、出場選手のうち99人の市場価値を更新した。
佐野海舟、日本歴代2位に
日本代表ではMF佐野海舟(マインツ)が4千万ユーロ(74億円)から5千万ユーロ(92億5千万円)に上昇し、日本選手で歴代2位となった。佐野は決勝トーナメント1回戦のブラジル戦で、パスカットからドリブルで持ち込み、先制のミドルシュートを決めた。
トランスファーマルクトで市場価値の算定を統括するトビアス・クローガーさんは、佐野の上昇の理由と今後の移籍の展望をこう語った。「ブラジル戦で際立った活躍をした。ブンデスリーガ(ドイツ)で最も注目されている選手の一人であり、今夏、イングランド・プレミアリーグへの移籍が見込まれている。リバプールとニューカッスルが最も関心を持っているクラブだと報じられている」
佐野の5千万ユーロは、2023年のMF三笘薫(ブライトン)と同額の日本歴代2位。歴代1位は23年のMF久保建英(レアル・ソシエダード)で6千万ユーロ(111億円)だ。
鈴木彩艶と上田綺世も上昇
ほかの日本選手では、GK鈴木彩艶(パルマ)とFW上田綺世(フェイエノールト)、中村敬斗(Sランス)も市場価値が上がった。
鈴木彩艶は大会を通じて何度も好セーブを見せ、2千万ユーロ(37億円)から3千万ユーロ(55億5千万円)へ上昇。ブラジル戦ではFWビニシウスのゴール前からのシュートを指一本で止めた。
クローガーさんは「力強いパフォーマンスで注目を集め、同年代で最も有望なゴールキーパーの一人であることを示した」と話す。
上田はグループリーグ(1次リーグ)のチュニジア戦で2得点を挙げた。1700万ユーロ(31億4500万円)から2千万ユーロ(37億円)に上昇した。
昨季はオランダ1部で得点王を獲得しており、クローガーさんは「エールディビジ(オランダ)での好パフォーマンスを再現することができた。夏の移籍に向けて、自らの価値を強くアピールし世界の舞台で再びその才能を示した」と評価した。
中村は初戦のオランダ戦で同点ゴールを決めた。市場価値は1千万ユーロ(18億5千万円)から、自己最高タイの1200万ユーロ(22億2千万円)へ。現在はフランス2部リーグに所属するが、欧州の1部リーグへの移籍が有力視されるという。
ドイツ・ハンブルクにオフィスを構えるトランスファーマルクトが提示する選手の「市場価値」は世界中のファンに親しまれており、欧州市場における移籍金や年俸の一つの指標になっている。(※1ユーロは185円で計算)



