パリパラリンピックの開幕まで1年となった2023年8月28日、東京都内で日本選手団の結団式が行われた。約160人の選手団が参加し、大会への決意を新たにした。
団長がメダル目標30個以上を宣言
結団式で、日本選手団の団長を務める山田宏元選手(車いすテニス)は「メダル30個以上を獲得し、過去最高の成績を残したい」と目標を掲げた。前回の東京大会では日本は13個の金メダルを含む計51個のメダルを獲得しており、今回はさらに上回る成績が期待される。
式では、選手を代表して陸上競技の佐藤友祈選手(車いすランナー)が「パリでは自己ベストを更新し、金メダルを目指す」と誓いの言葉を述べた。また、水泳の木村敬一選手も「東京大会の悔しさをバネに、パリで最高の泳ぎを見せる」と意気込んだ。
パラリンピック競技の注目種目
パリパラリンピックでは、22競技が実施される予定で、日本は多くの競技でメダル獲得が期待されている。特に、車いすテニス、陸上競技、水泳、柔道などは日本の得意種目であり、複数の金メダルが期待される。
一方で、新競技としてバドミントンとテコンドーがパラリンピックに追加され、日本からも有力選手が出場予定だ。バドミントンの里見紗李奈選手は「金メダルを取って、パラスポーツの魅力を広めたい」とコメントしている。
パリ大会の準備状況と課題
パリパラリンピックの組織委員会は、競技会場の整備や交通アクセスのバリアフリー化を進めている。しかし、一部の会場ではまだ工事が遅れており、選手や関係者から「十分な準備ができるのか」と懸念の声も上がっている。
日本選手団は、パリでの本番に向けて、国内での強化合宿や国際大会への参加を積極的に行い、実戦経験を積む方針だ。また、メダル獲得に向けたサポート体制として、スポーツ庁や日本パラスポーツ協会が連携し、選手のトレーニング環境や医療サポートを強化している。
パラスポーツの認知度向上へ
パリ大会は、パラスポーツの認知度をさらに高める絶好の機会と位置づけられている。日本パラリンピック委員会の河合純一委員長は「東京大会のレガシーを生かし、パラスポーツをより多くの人に知ってもらいたい」と述べ、メディア露出や教育現場での普及活動に力を入れる考えを示した。
結団式の後、選手たちはそれぞれの競技会場へ向かい、練習を再開した。パリパラリンピックは2024年8月28日から9月8日まで開催される予定で、日本からは約200人の選手が出場する見込みだ。



