大けがから復帰の左山桃子主将、WEリーグ開幕戦へ「引っ張る存在に」
大けが復帰の左山主将、WEリーグ開幕戦へ「引っ張る存在に」

女子サッカーのWEリーグ(読売新聞社協賛)が22日に開幕する。サンフレッチェ広島レジーナは、連覇を狙うINAC神戸レオネッサとアウェーで対戦する。注目は右膝の大けがから復帰したキャプテンのDF左山(さやま)桃子選手(34)。「目標のリーグ優勝のため、みんなを引っ張っていけるような存在になりたい」と2試合の出場にとどまった昨季の雪辱を誓う。

右膝の大けがを乗り越え

広島市出身の左山選手は、藤枝順心高(静岡)、静岡産業大を経て、アルビレックス新潟レディースなどでプレーし、WEリーグ初年度にレジーナに加入した。近賀ゆかりさんの後を継ぎ、2024年シーズンからキャプテンを務める。

昨季は開幕直後にアクシデントに見舞われた。第2節のホームでのINAC戦で右膝の前十字靱帯(じんたい)と外側半月板を損傷し、全治約9か月と診断された。

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チームメートの成長に刺激

選手生命を脅かしかねない大けがにも下を向くことはなかった。以前、左膝で同様の負傷を乗り越えた経験があったからだ。「前に進まないとサッカーはできない」と気持ちを奮い立たせ、リハビリに励んだ。

昨季、レジーナはリーグ戦で過去最高となる4位となり、皇后杯でも初優勝を果たした。自身が不在の中で快進撃を続けるチームメートの姿に頼もしさを感じた。「試合で戦っていく中で、一人ひとりがチームのために何をすればいいかをしっかりと考えていた。チームでも個人でも成長できていた」

復帰後の現在地とキャプテンとしての決意

ピッチの外からチームを見ることで発見もあった。練習や試合中、雰囲気が悪くなるような言葉が聞こえてくる場面があり、コミュニケーションの重要性を感じたという。「コミュニケーションを取ることで他の選手の特徴を引き出したり、自身の特徴を引き出してもらったりするという意識を持ってほしい」と、意思疎通の大事さを仲間に伝えるようになった。

全体練習に合流したのは、昨季終盤の4月半ば頃で、「みんなと一緒にボールを蹴ってやり合うのはすごく楽しかった」。当初は感覚が戻らず、「もやもやする気持ちはあった」と明かすが、今は状態も上がってきている。「自分の100%を出したい」と話す。

3季連続となるキャプテンにも指名され、「選手のまとめ役やスタッフとのコミュニケーションを取ってほしいと言われた。チームのためになるのなら何でもする」と意欲を口にする。「ピッチに立って、たくましくなった姿をサポーターに見てもらいたい。リーグ優勝に向けて、全員で同じ方向を向いて戦う」と力を込めた。

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