ラグビーのパシフィック・ネーションズ杯(PNC)は12日、大阪・花園ラグビー場で準決勝が行われ、世界ランキング12位の日本は同14位の米国を63―14で下した。日本は序盤から4連続トライを挙げるなど、計9トライを決める圧勝で、19日の決勝に進出した。決勝ではフィジーと対戦する。
49点差の大勝も、ハイボール処理に課題
来年のワールドカップ(W杯)でも対戦する米国との一戦は、直近の対戦成績を上回る49点差の大勝となった。攻撃面では収穫があった一方、W杯での上位進出を目指す日本にとって、見逃せないミスもあった。
前半22分頃、自陣22メートル内に高く蹴り込まれたハイボールを巡り、植田が背走して追ったが、後方で待つグリーンと重なり、こぼれ球を米国に拾われた。続くスクラムから攻め込まれ、トライを許した。同34分の米国のトライも、植田の頭越しに手を伸ばされてハイボールをキープされたことが起点となった。
ゲーム主将の斎藤は試合後、「相手のやりたいハイボールで(自陣に)入られた。自分たちがうまくいかなかった部分」と振り返った。7月のフランス戦でも露呈した課題だけに、対策が急務となる。
若手中心の攻撃陣が存在感
この試合、日本は先発の半数以上が10キャップに満たない選手で構成された。開始早々に9キャップ目の広瀬が相手を引きずりながら先制トライを決めるなど、攻撃面では若手の成長も見られた。
ジョーンズ・ヘッドコーチは「攻撃面で規律を守らず、乱れたところがあった。来週はさらに高いレベルでプレーをしないといけない」と話した。この日浮き彫りになった課題を、W杯で強豪と渡り合うための糧としたいところだ。



