サッカー元日本代表の小野伸二さん(46)が講師を務める「Jスマイルフットボールツアー」が23日、秋田市のソユースタジアムで開かれた。小学生128人が参加し、サッカーを通じて気候変動への理解を深めた。
気候変動を学ぶ「サステナトーク」
このイベントは、気候変動問題が深刻化する中、将来も天気を心配せずにサッカーを楽しめるようにとの思いを込め、2024年からJリーグが明治安田生命保険などと協力して全国で開催している。今回が42か所目で、秋田での開催は初めて。
64人が参加した小学1~3年生の部では、冒頭に気候変動について学ぶ「サステナトーク」を開催。小野さんは「暑いと自分の本当に持っている力が出しづらくなる。そういう意味でも気候は大事だと思うんだよね」と、サッカーとの関わりを通じて気候変動対策の重要性を訴えた。
サッカー教室で子どもたちと交流
その後のサッカー教室では、小野さんが華麗なテクニックを交えながらドリブルやリフティングを指導。さらに、試合形式のミニゲームで交流し、子どもたちと共に汗を流した。
参加した秋田市内の小学1年生の男児(7)は「(小野さんの)パスがめっちゃ遠くまで届いて、強いって思った」と笑顔で話した。
終了後、報道陣の取材に応じた小野さんは「(子どもたちが)終始笑顔で、取り組む姿勢も真面目で色んなことを聞いてくれて、やっていて楽しかった」と振り返った。
全国47都道府県を巡る思い
イベントに先立ち、22日に読売新聞のインタビューに応じた小野さんは「(気候変動などについて)サッカーを通じて発信できる所にJリーグの力がある。子どもたちや保護者にも、いい影響が与えられていると思う」と取り組みの手応えを語った。
イベントは「サッカーを通して47都道府県に行ってみたい」という小野さんの思いから始まったという。知人のアーティストらが街々を元気付ける様子を目にしたこともあり、「色んな土地の風習や子どもたちの個性を見てみたいと思った」と振り返る。
実際に各地を回る上では「楽しく学べる場を作りたい」と意識する。イベントはサッカー未経験者でも参加でき、「サッカーをやってない子たちに、どのように楽しさを伝えられるか考えながらやっている」と語る。
子どもたちからエネルギーをもらうこともあるといい、「イベントをきっかけに、本当のサッカーの楽しさを感じてもらい、さらなる高みを目指してくれればいいなと思う」と話した。



