最高到達点10メートルの衝撃弾
三回二死一塁。早川の速球を捉えたソフトバンクの正木智也は「左翼線に抜けた!」と二塁を目指して全力疾走を始めた。日本野球機構(NPB)公認速報アプリ「NPB+」によると、打球の最高到達点は地上10メートル。しかし、すさまじい打球音を残した超低空の弾丸ライナーは、そのまま左翼ホームランゾーンに消えた。
神奈川・慶応高、慶大でもスラッガーとして鳴らしてきたが、「あの打球角度で入った経験はない」と26歳の右打者は自分でも目を丸くした。
仙台での先制2ラン「いい形でスタートできた」
仙台は一軍に昇格した5月に今季初スタメンを飾り、頭角を現すきっかけをつかんだ場所。今度は先制2ランで後半戦のチーム初得点をたたき出し、「いい形でスタートできた」とうなずいた。
オールスターゲームのプラスワン投票では、柳田に次ぐパ・リーグ2位。自宅のテレビで球宴を観戦したという正木は、第2戦で柳田が放った3ランを見て「あの舞台で、あの場面で打つ。やっぱりスーパースターだし、格好いい」と刺激を受けたそうだ。「ファン投票で選ばれるくらいの数字を残して、来年は出たい」と話した。
小久保監督「大きな先制点になった」
この試合、ソフトバンクは上茶谷が自己最多に並ぶ7勝目を挙げた。楽天は4安打と打線が振るわず、3連敗となった。
小久保監督は「(正木の当たりが本塁打になるとは)全然思わなかった。(渡辺)陸が二死走者なしから四球で出た後だったので、大きな先制点になった」と振り返った。



