横手が57年ぶり夏の甲子園出場、エース佐藤宙斗が全4試合完投
横手が57年ぶり夏の甲子園出場、エース佐藤宙斗が全4試合完投

第108回全国高校野球選手権大会の秋田県大会は21日、秋田市のこまちスタジアムで決勝が行われ、横手が大曲工を7―1で破り、57年ぶり2度目の優勝を果たした。横手は8月5日開幕の全国大会に県代表として出場する。

横手が9安打7点、エース佐藤宙斗が完投

横手は9安打で7点を挙げた。一回に武田修治選手(2年)の犠飛で先制し、二回には三浦悠聖選手(同)が中堅への適時打で2点を追加。五回にも高木蓮選手(3年)の二塁打などでリードを広げた。投げてはエース佐藤宙斗投手(同)が12三振を奪って完投した。

大曲工は4安打に抑えられ、相手の失策などによる1得点にとどまった。

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佐藤宙斗「味方がよく守ってくれた」

佐藤投手は「味方が本当によく守ってくれてここまで来た。自分が助けなければ」とマウンドに上がった。初回は1番打者に死球を与えたが、一塁けん制で刺し、ピンチの芽を摘んだ。6点差で迎えた八回、二死二、三塁のピンチでは「ここで1点取られるかが大きなターニングポイントになる」と気合が入り、「今日一番の出来」という外角低めの直球で見逃し三振に仕留めた。

今大会、先発した4試合はすべて完投勝ち。57年ぶり優勝の原動力となったが、「甲子園でも勝たないと意味がないと思っている。県代表として恥じない戦いをしたい」と表情を引き締めた。

三浦悠聖が口火を切る

試合前、山信田善宣監督から上位打線が鍵になると告げられていた三浦悠聖選手(2年)は1番打者として一回に打席に入り、カーブを振り抜いて右翼に運び、出はなをくじいた。「うれしかった」と振り返る。打線はつながり、先制のホームを踏んだ。

2年生ながら1番を任されるが、今大会はなかなか安打が出なかった。凡退でも力強いスイングを心がけ、準々決勝で初安打が出ると自信がつき、打線の調子も上がった。この日は2点打を含む2安打2得点。「野球が楽しいと思える大会だった」と振り返り、初の甲子園を前に「どんな打席でも、まず楽しんで1勝につなげたい」と意気込んだ。

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