第108回全国高校野球選手権大会で今大会から導入された「ビデオ検証」が7日、1回戦の有明―立命館宇治戦で初めて用いられた。
有明が1点を追う七回表2死一塁。一塁走者の永田晴輝が二盗を仕掛けたが、ヘッドスライディングの勢いがあまって二塁を通り過ぎた。慌てて二塁へ飛びついたが、遊撃手にタッチされ、アウトと判定された。
有明側が検証を要求、結果は覆らず
この判定に対して有明側がビデオ検証を求めた。検証の結果、判定は変わらなかった。
日本高校野球連盟によるとビデオ検証は、審判への敬意を保ちつつデジタル技術の発達を踏まえ、「部員たちへ、より正しい判定を返す」という考えで議論されていた。判定を精査する仕組みを設けることで、近年問題になっている審判への誹謗(ひぼう)中傷を防ぐ狙いもある。
検証対象とルール
検証の対象となるのは、本塁打やエンタイトル二塁打、タッグ(タッチ)プレーやフォースプレー、打球のフェアかファウルかの判定、走者の追い越し、ベースの踏み損ない、タッチアップ、死球など。
9イニングで1回、検証を求めることができ、判定が覆った場合は、さらにもう1回だけ検証を求めることができる。延長戦については9イニングまでの検証結果にかかわらず、1回だけ求めることができる。判定の変更の有無にかかわらず2回目はない。



