三重、4年ぶり15度目の夏の甲子園出場を決める 近大高専の初出場ならず
三重、4年ぶり15度目の夏の甲子園出場 近大高専は初出場逃す

第108回全国高校野球選手権三重大会は27日、四日市市霞ヶ浦第1野球場で決勝が行われた。三重は先発全員安打の猛攻で12点を挙げ、3人の投手リレーで近大高専を3点に抑え、4年ぶり15度目の栄冠をつかんだ。甲子園は春夏連続の出場。近大高専は高専として初の甲子園出場はならなかった。三重は8月5日に開幕する夏の甲子園に出場する。

継投で主導権渡さず

三重は上田晴優投手(3年)、古川稟久投手(3年)、吉井海翔投手(3年)の3人が継投。初の決勝で勢いに乗る近大高専から計10三振を奪い、試合の主導権を渡さなかった。

上田投手は四回、直球やカーブが甘くなり、4者連続で安打を打たれ3失点。初回に5点の援護を受け、「先制して気を抜いてしまった」と反省したが、沖田展男監督は「思いのほか、抑えてくれた」とねぎらった。

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五回から継投した古川投手は無失点。九回途中からマウンドに上がった吉井投手は満塁のピンチで三振に仕留めた。

試合後、上田投手は「今まで通り一日一日を大事にし、全国制覇したい」と意気込んだ。

応援係から奮起「打点王」

5点リードする七回二死二塁の好機。初回に適時打を放ったが、2、3打席目は凡退していた。「調子は良くないが、打てる球を打とう」と直球に狙いを定めた。

2球目。内角の直球を振り抜くと、打球は外野手の頭上を越える適時三塁打に。大西新史捕手(3年)の適時打で本塁に生還し、点差を広げた。「しっかり打てて安心した」と振り返った。

今春の選抜はベンチ外だった。声の大きさから任されたのは「応援リーダー」。スタンドで応援歌を大声で歌い、試合を盛り上げたが、大阪桐蔭に延長戦で惜敗した仲間の活躍に悔しさが募った。「次こそは自分が打って甲子園に出たい」と奮い立った。

その後の春の県大会では外野手で出場し、適時打を放った。「守備は集中力が切れてしまうことがある」と正直に打ち明け、今大会は夏の大会で初めて導入された指名打者(DH)として5試合に出場。準々決勝のいなべ総合戦は本塁打を放ってチームを勢い付けた。強打が持ち味の三重打線において、下位の7番打者ながらも計9打点はチーム最多だった。「自分は長打が持ち味。DHに適任やと思う」

春夏連続となる夢の舞台。「甲子園で真剣に試合をしている姿を両親に見せたい」と目を輝かせた。

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