夏の高校野球三重大会、明野が9回逆転サヨナラ勝ちで8強進出
夏の高校野球三重大会、明野が逆転サヨナラ勝ちで8強

夏の高校野球三重大会は21日、4球場で3回戦計8試合が行われ、昨夏優勝の津田学園と準優勝の津商はともに零封勝ち。明野は逆転サヨナラで勝利した。津西は1点差で競り勝ち、準々決勝に出場する8チームが出そろった。準々決勝は23日に行われる予定。

明野8―7皇学館

明野は4点をリードされて迎えた最終回、打線が一挙5点を奪い、劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた。1点差に詰め寄って迎えた九回二死満塁。打席に立った里中潤平投手(3年)は5球目の高めの直球を振り抜き、逆転の2点適時二塁打。「二塁ベースを踏んだ時、ようやく何が起きたか分かった」と仲間と抱き合い、雄たけびを上げた。

春夏計8回の甲子園出場を誇るが、夏の聖地は1987年を最後に遠ざかる。地元の人たちからの「昔は強かったんだけどな」という言葉が胸に刺さり、「古豪から強豪へ」を目標に掲げるようになった。2回戦に続く逆転勝利で、夏の県大会8強は3年連続。里中投手は「止まらずにこのまま甲子園に突き進む」と力強かった。

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川越7-5四日市南

同点で迎えた七回、内野安打で出塁した佐伯勇太選手(3年)の臨時代走を任された尾崎淳之助主将(3年)は、小学生の少年野球チームで一緒だった頃からの仲で、「いつも主力で戦ってくれている佐伯のために、絶対生還する」と心に決めた。三塁まで進塁すると、相手投手の暴投の間に全力疾走。勢いよく本塁に滑り込み、気迫を前面に出してチームに活力を与えた。

今大会の開会式では選手宣誓の大役も任された尾崎主将。山本紘平監督からは「ミスター川越」と言われるほど信頼が厚い。自らも「熱い男」と評する主将は試合中笑顔を絶やさず、「全員でふんばるぞ」と誰よりも声を張り上げ、再三のピンチをしのいだ。最後までチームを鼓舞し続け、今春の地区予選でコールド負けを喫した四日市南を振り切った。次戦は、一昨年の夏の県大会初戦で敗れた津商が相手。「先輩たちの思いを背負いながら勝利を目指したい」と表情を引き締めた。

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