夏の高校野球愛知大会、享栄と愛工大名電が8強進出
夏の高校野球愛知、享栄と愛工大名電が8強

第108回全国高校野球選手権愛知大会の5回戦が21日、愛知県内各地で行われ、8強が出そろった。春の県大会優勝の享栄が春の選抜大会4強の中京大中京を4―1で破り、中部大春日丘は千種に3―0で勝利した。準々決勝以降の抽選も行われ、組み合わせが決まった。準々決勝は23日に県内2球場で行われる。

享栄4―1中京大中京

享栄の上江滝拓未投手(3年)が五回からリリーフし、中京大中京打線を無失点に抑える力投を見せた。

春の県大会を制した享栄と春の選抜大会4強の中京大中京が5回戦で対戦する注目のカード。五回に勝ち越した後に登板した。味方の失策も絡み、七回には二死満塁のピンチを背負ったが、相手の主軸を三振に抑え、八回二死満塁の場面も相手打者を二ゴロに打ち取った。2点を追加した直後の九回は三者凡退で試合を締め、大藤敏行監督は「最高じゃないですか」とたたえた。

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中京大中京・佐藤類選手の3年間

中京大中京の佐藤類選手(3年)は、1点を追う八回二死満塁のチャンスで代打として送り出された。「思いっきり振ってこい」と送り出され、初球から打つと決め、浮いた直球を振り抜いたが、打球は二ゴロ。結果を残せず「人生で一番悔しかった」と振り返った。

高校野球好きの父、大蔵さん(43)の影響で幼い頃から中京大中京の試合を観戦。中学1年の時に「中京大中京でしか高校野球はしない」と決意した。当時の指導者に「野球にはリズム感が必要だ」と助言を受け、ヒップホップダンスを始めた。足の使い方や細かいステップなど野球にも生かすことができたという。

入学後は、「持ち味は足だ」と走塁や盗塁に3年間こだわった。アップ時の走り込みでも毎回手を抜かず1位を目指し、武器を磨いた。新チームになってから、元中日の荒木雅博さんに盗塁のスタートを教わる機会があり、「基本を一から教わった」ことも大きな経験になった。

春の選抜大会では準決勝で指名打者として出場して安打を放ち、盗塁も成功させた。今大会は代打の出場のみだったが、「自分の着たいユニホームを着て3年間野球ができて良かった」と語った。

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