仙台育英が札幌日大に競り勝ち初戦突破、田山が大会第1号HR
仙台育英が札幌日大に競り勝ち初戦突破 田山が大会1号HR

第108回全国高校野球選手権大会は5日、開会式と1回戦1試合が行われ、2年連続出場の仙台育英(宮城)が札幌日大(南北海道)に3-1で競り勝ち、初戦突破を果たした。札幌日大は春夏通じての甲子園初勝利とはならなかった。

田山が大会第1号ソロ

仙台育英は三回に斎藤の適時打で先制し、四回には田山の今大会第1号本塁打となるソロで加点。八回に高岡の適時打でリードを広げた。札幌日大は再三得点圏に走者を進めたが、本塁が遠かった。

これぞ主砲という一振りだった。仙台育英の4番田山が大会第1号となる特大のソロを放ち、貴重な追加点をもたらした。

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相手先発は須江監督が「大会屈指」と評する好投手・石川。指揮官は試合前、「変化球に関しては、高い球をしっかり振れるかどうか」と攻略のポイントを挙げていた。

指揮官の狙いを体現したのが田山だった。1点をリードして迎えた四回一死走者なしで打席へ。3球目の真ん中付近に浮いてきた変化球を思い切りよく振り抜くと、打球は美しい放物線を描いて右翼席中段に飛び込んだ。打った瞬間に右拳を突き上げた田山は、「こんなに観客が多い中で打ったことがないので、とても気持ちいい」と満面の笑みを浮かべた。

田山の成長への意欲

宮城大会で唯一、本塁打をマークしたのも、この左打者だった。僅差の展開で価値ある一発となったが、ダイヤモンドを一周した後、須江監督からは「逆方向に入れば本物」と声をかけられたという。その後の2打席は好機で凡退したこともあり、「もっと広角に打てるバッターになりたい」と田山。未完の大器は今大会を通じて、どのような成長曲線を描くか。

仙台育英・須江監督は「(相手が)束になって戦ってきて、被安打数以上に追い込まれた。土俵際で粘ったうちのバッテリーはよくやった」と振り返った。札幌日大・森本監督は「終盤にチャンスが来ると思っていたが、最後に仙台育英の投手に踏ん張られた。(先発の)石川はボールの質と変化球のキレも良く、よく投げてくれた」と話した。

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