履正社が24安打16点で圧勝、3年ぶり6度目の優勝 箕面学園は初甲子園ならず
履正社が24安打16点で箕面学園を圧倒、3年ぶり6度目の優勝 箕面学園は初甲子園ならず

第108回全国高校野球選手権大阪大会(大阪府高野連など主催)は28日、大阪シティ信用金庫スタジアム(大阪市此花区)で決勝が行われ、履正社が箕面学園を16―2で圧倒し、3年ぶり6度目の優勝を果たした。箕面学園の初の甲子園出場はならなかった。全国大会は8月5日に開幕する。

24安打16点の猛攻

履正社は参加153チームの頂点に立ち、24安打16得点の猛攻を見せた。三回に小杉の適時打や辻の犠飛などで4点を先制。四回には機動力を生かした攻撃でチャンスを広げ、小杉、辻の連続適時打などで3点を追加し、試合の主導権を握った。五、六、七回にも安打を固めて次々と得点を奪い、リードを拡大した。

先発の木村は要所を締める投球で6回2失点と試合を作り、継投した3投手が反撃を許さなかった。箕面学園は六回、園田大の四球と佐藤の二塁打から好機を作って2点を返したが、そのほかは打線がつながらず、悲願の甲子園まであと一歩届かなかった。

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箕面学園・橋本主将、大けが克服の末

箕面学園の橋本龍汰主将は、甲子園出場を懸けた一戦で五回までに2桁失点の厳しい展開となったが、諦めなかった。「1点取れば流れは変わる」と語る。1年の冬に帰宅途中の交通事故で頭や左手の骨を折る大けがを負い、「もう野球はできないかもしれない」と弱気になる時もあったが、チームメートに励まされリハビリを重ねて復活した。

主将として迎えた最後の夏は全試合に出場。タイブレイクにもつれ込んだ準決勝では、あとアウト一つで敗退という窮地から適時打を放つなど精神的支柱としてチームを牽引した。山田文博監督は「橋本がいなければ、ここまで来ることはできなかった」と話す。

13点差の六回、無死二、三塁の好機で打席が回り、初球を狙った打球は思うように飛ばなかったが、三塁走者を生還させてこの試合初の得点を記録。「『あと一歩』がすごく大きかった」と振り返りつつ、「大好きなメンバーと最後まで野球ができてよかった」と笑顔を見せた。

履正社・辻主将と元プロの父

履正社の辻竜乃介主将(3年)の父で元プロ野球選手の竜太郎さん(50)は、家族とスタンドから応援した。小学1年から野球を始めた辻主将に対し、「上を目指すには高いレベルで守れないといけない」と公園で守備練習を重ねた。今でもキャッチボールをすることがあり、竜太郎さんは「まだまだ成長の途中。強打者に育ってほしい」と期待する。

決勝の朝、「感謝の気持ちを持っていつも通りプレーして」と言って送り出したという。甲子園出場を決め、「夢がかなったと思う。大暴れしてほしい」と喜んだ。

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