昨夏の全国制覇を果たした沖縄尚学が、2026年7月20日に行われた全国高校野球地方大会沖縄県決勝でエナジックスポーツを4-3で下し、2年連続の甲子園出場を決めた。接戦を制した原動力は、今大会で台頭した左腕・久高投手の安定した投球だ。
久高投手が先発で好投、5回1失点
久高投手は先発としてマウンドに上がり、5回を投げて1失点と好投。二回に先制点を許したものの、その後は直球とスライダーを巧みに組み合わせ、相手打線を凡打の山に打ち取った。球速は140キロ台後半に達し、威力十分の投球を見せた。六回からは新垣投手、九回途中からは末吉投手がリリーフし、わずか1点差まで迫られたが、最後は逃げ切った。
昨夏はスタンドから見守った久高、復活の軌跡
久高投手は昨夏の甲子園大会で腰のけがのためスタンドから試合を見守り、チームの優勝を目の当たりにした。悔しさをバネに、球威向上のために遠投を重ね、直球のスピードを大きく伸ばした。今大会では5試合中4試合に登板し、うち3試合で先発。失点は決勝の1点のみと、抜群の安定感を誇った。チームのエース格である末吉投手が左肘の負傷で出遅れ、新垣投手も本調子ではない中、久高投手の存在は極めて大きかった。
比嘉監督「久高が大きな役割を果たした」
比嘉監督は「久高が今大会、大きな役割を果たしてくれた」とその活躍を称賛。久高投手自身は「去年の夏は悔しい思いがあった。今回は自分がチームに貢献できる投球をしたい」と語り、連覇への意気込みを示した。厚みを増した投手陣を擁し、沖縄尚学は甲子園での連覇を狙う。
他大会の結果:智弁学園や東洋大姫路が敗退
同日行われた他の地方大会では、白樺学園(北北海道)が序盤の猛攻で快勝し、日南学園(宮崎)が8年ぶりの出場を決めた。一方、今春の選抜大会準優勝の智弁学園(奈良)や、八戸学院光星(青森)、山梨学院(山梨)は敗退。4季連続の甲子園を目指した東洋大姫路(兵庫)も姿を消した。



