第108回全国高校野球選手権大会の東東京大会は22日、神宮球場で準々決勝2試合が行われ、二松学舎大付が4-3で第4シードの明大中野に競り勝ち、2年ぶりの4強入りを果たした。3連覇を狙う関東一は錦城学園を8-2で退け、3年連続の4強進出。23日には東大会の準々決勝残り2試合が予定されている。
均衡破る決勝弾 二松学舎・佐南
二松学舎大付の5番・佐南健生選手(3年)の一振りが試合を決めた。互いに譲らず同点で迎えた八回、「絶対に出塁する。最初のストライクから積極的に打とう」と念じて先頭で打席に立った。初球のスライダーを強振すると、打球は左翼席に飛び込んだ。均衡を破る一打に「投手が頑張っていたので援護したかった」とほっとした様子で語った。
この日は川島連十投手(2年)が先発したが、三回に3失点。捕手の佐南選手は「積極的に振ってくる打線を恐れ、消極的なリードをしてしまった」という。攻撃でも好機で凡退し、下を向いていると、市原勝人監督から「中心のお前がそんなんじゃダメだ」と一喝された。気持ちを入れ直し、四回から登板したエースの小高稜真投手(3年)には「思い切り投げ込んでこい」と呼びかけ、九回まで無失点でしのいだ。
試合後、佐南選手は「捕手としては50点ぐらいだったが、最後に1本打てたので打撃は100点」と話し、次戦に向けて「チャレンジャー精神で攻め勝ちたい」と力強く語った。



