粘りと勝負強さ
鳴門渦潮は準々決勝で昨夏王者の鳴門と対戦。1-1で迎えた九回一死満塁からサヨナラスクイズを決めた。準決勝では生光学園に序盤3点を先行されたが、2桁安打で逆転勝ち。決勝も含め全ての試合を3点差以内で制した。エース西村投手はほぼ一人で投げ抜き、打線でも主軸として貢献した。
実力伯仲の戦い
連覇を狙った鳴門は2回戦で海部と対戦。好打者・稲山壮真選手らが12安打を放ち地力を示したが、海部も粘りを見せた。海部は杉本泰彦監督が就任4年目。準優勝の阿南光は4番幸坂泰我選手ら好打者がそろい、犠打や盗塁を絡めた攻撃で得点力を発揮。9年ぶりの4強入りを果たした板野も強い印象を残した。
暑さ対策と新制度
今大会から指名打者(DH)制度が導入され、投手の負担軽減が図られた。鳴門渦潮はエース西村が打撃でも主軸のためDHを使わず、板野はDHを駆使して投手の負担を軽減した。試合中の給水機会も増え、五回終了時のクーリングタイム、三・七回終了後の給水タイムに加え、伝令時に全選手への飲料・タオル提供が可能になった。
大会本部によると、試合中に熱中症症状を訴えた選手は16件で、うち2件はプレー継続を控える判断。救急搬送はなかった。県高野連の森河丈志理事長は「これまでに加え、さらにできることはないか模索し、実行可能な対策を進めていく」と語った。



