全国高校野球地方大会は27日、9大会で決勝が行われ、三重(三重)は近大高専に12-3で圧勝し、春夏連続の甲子園出場を決めた。打線が先発全員の14安打で12得点を挙げ、長打力だけでなくつながりが光った。
打線のつながりで序盤から主導権
一回、先頭の水野が中前打で出塁すると、2番前野にヒットエンドランのサイン。左打者の前野は最低でも進塁打になる右に引っ張り、右前打で一、三塁。犠飛で先取点を奪うと、後続の3連打などで計5得点した。前野は「自分の役割を全うできた」と振り返った。
3点リードの七回も先頭から3連打など6安打を集めて6点を加え、試合を決定づけた。
練習改革が実を結ぶ
昨夏は走者が出てもあとがつながらず、完封されて初戦敗退。細かな作戦を実行する力が足りなかった。反省からフリー打撃中心だった練習を、走者を置いたケース打撃中心に転換。場面に応じた打ち方を磨き、コンパクトなスイングでミート力が向上した。
今春の選抜は2回戦で優勝した大阪桐蔭(大阪)に5点を奪って1点差の惜敗。今大会は5試合で51得点した。主将の大西は「チャンスをものにできるのが、今の自分たちの強さ」と語る。
選抜敗退後、選手たちは甲子園の土を持ち帰らなかった。大西は「必ず戻るという気持ちだった。(甲子園に)春の悔しい思いを晴らしにいく」と話した。
他校の結果
関東一(東東京)と智弁和歌山(和歌山)、岡山学芸館(岡山)はいずれも3年連続の夏切符。天理(奈良)と聖隷クリストファー(静岡)は2連覇を果たした。



