甲子園開会式で初の手話導入 高校生2人が代表校紹介
甲子園開会式で初の手話導入 高校生2人が代表校紹介

第108回全国高校野球選手権大会が5日夕方、甲子園球場で開幕する。午後4時に予定されている開会式では初めて手話が導入され、松山市の済美平成中等教育学校6年(高校3年相当)の吉田理紗さん(17)と宇津百音さん(17)が、代表校の紹介などを担う。

4日の開会式のリハーサルでは、司会役の高校生の隣に2人が並び、交代しながら行進する代表校の校名などを手話で伝えた。バックスクリーンの大型ビジョンにも映され、熊本地震の被災者に対する黙とうの呼びかけも手話で表現した。

手話を始めたきっかけ

2人は学校の手話クラブのメンバーで、ともに小学生の頃に手話を学び始めた。吉田さんはいとこに聴覚障害があり、「一緒に話せるように」と考えたことがきっかけ。宇津さんは子ども向けの新聞で手話の記事を読んで興味を持ったという。2人とも高校生の手話によるスピーチコンテストで全国大会に出場した経験があり、吉田さんは昨年の大会で2位に入った。

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練習と本番への意気込み

2人は5月頃から練習を開始。7月20日以降に出場校が決まり始めてからは、全日本ろうあ連盟などに協力してもらい、49代表の校名をそれぞれ、どう手話で表現するかを確認し、覚えてきた。司会進行にしっかり合わせるため、昨年の開会式の映像も見て間の取り方に気をつけているといい、2人は「分かりやすいように、一つ一つの手の動きを丁寧にすることを心がけている」と話す。

本番に向け、吉田さんは「私たちが参加することで、一人でも多く手話に興味を持つ人が増えれば」と期待。宇津さんは「障害のある人にしっかり情報を届けられるよう、精度を上げて臨みたい」と意気込んでいる。

大会役員のあいさつなどは手話通訳士が担当する。2人は参加しないが、閉会式でも手話が導入される。

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