熊本地震で被災の神村学園・小林選手、母の言葉胸に初戦突破
熊本地震被災の小林選手、母の言葉胸に初戦突破

第108回全国高校野球選手権大会第2日の6日、4年連続9度目の出場となる神村学園は1回戦で東筑(福岡)と対戦し、5―1で勝利した。1点を追う三回、5番・森友樹選手の左前適時打などで3点を挙げて逆転。六回には田中翔大選手のソロ本塁打でリードを広げた。2回戦は大会第8日第3試合で行われる。

熊本県八代市出身の小林嵩典選手は、特別な思いで甲子園初戦を迎えた。最大震度7を観測した7月28日の熊本地震で、実家が断水するなどの影響を受けた。「地元や家族に少しでも勇気や元気を与えられるプレーをしたい」。そう意気込んでグラウンドに立った。

地震当日の状況

地震当日、学校の寮にいた小林選手は大きな横揺れを感じた。「実家は大丈夫か」。八代市は震度6強の揺れだった。連絡を取ると、家族は無事だったが、実家では家具が倒れ、断水や停電が続いた。

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家族の支え

熊本では、多くの人が避難生活を続け、消防士の父・裕明さんも連日、対応に追われているという。古里を気にかける中、母の愛さんからは「甲子園、全力で頑張ってこい」と背中を押された。

この日、出場機会はなかったが、ベンチから声を張り上げてチームを鼓舞。「暑い中でベンチワークが大切になってくる。投手のケアやアドバイスなどをして力になりたい」。家族や被災地に初戦突破を届けることができ、笑顔で語った。

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