第108回全国高校野球選手権大会の東・西東京大会は18日、神宮球場などで4、5回戦計11試合が行われた。東東京大会では、錦城学園が第4シードの安田学園を6―0で零封し、8強入りを決めた。東亜学園は雪谷を9―5で退け、16強に進出した。19日には東・西東京大会の4、5回戦計10試合が予定されている。
錦城学園、シード校を完封
錦城学園は18日、大田スタジアムで安田学園と対戦。3回に相手の失策を絡めて先制し、その後も着実に得点を重ねて6点を挙げた。投手陣は安田学園打線を無得点に抑え、完封勝利を収めた。試合後、錦城学園の選手たちは「シード校に勝てて自信になった」と語った。
東亜学園、継続試合を制す
東亜学園対雪谷の一戦は、前日から継続試合となっていた。東亜学園は2点リードの3回裏から再開。4回に1点を失い、1点差に迫られたが、5回から登板した2年生の山口陽大投手が好投を見せた。山口投手はサイドスローからシュート回転する直球を武器に、9回途中まで無失点に抑え、チームの9―5勝利に貢献した。
山口投手は「少し緊張したが、先輩たちから『一人じゃないぞ』と言われて落ち着いた。テンポ良く投げることを心掛けた」と振り返った。武田朝彦監督は「変則的なフォームで、初見ではタイミングを合わせるのが難しかったのでは」と評価した。
田園調布、関東一に健闘もコールド負け
1950年の創部以来初の16強入りを果たした田園調布は、3連覇を狙う関東一に挑んだ。5回無死、4番の佐々木怜皇選手が初球を左翼線へ二塁打し、チーム唯一の安打を記録。佐々木選手は「これまでの野球人生をぶつけた」と語った。
田園調布は校庭が縦80メートル横30メートルの長方形で、9人が同時に守備位置に就けず、打撃練習も十分にできない環境ながら、内野守備の強化などに励んできた。過去10年で夏の大会は1勝のみだったが、今夏は3勝を挙げた。この日は昨夏覇者に関東一に5回コールド負けを喫したが、鈴木詩主将は「今までで一番楽しい大会だった」と語り、中島秀馬監督は「大会を通して彼らの成長を感じた。本当にたくましくなった」と目を細めた。



