全国高校野球選手権大会で初の決勝進出を果たした健大高崎(群馬)は22日、甲子園球場で智弁和歌山と対戦し、3-4で敗れて準優勝となった。この日、群馬県高崎市の市庁舎1階で開かれたパブリックビューイング(PV)では、最後まで諦めずに奮闘する選手たちに大きな声援が送られた。
市民ら600人超が声援
PV会場には市民ら600人以上が詰め掛け、「KENDAI TAKASAKI」の英文字が入った応援うちわを手にたたくなどしてスクリーンに見入った。ゲームセットで夏の甲子園初優勝を逃した瞬間は落胆に包まれたものの、決勝まで戦い抜いた選手たちに、観客からは健闘をたたえる温かい拍手が起こった。
息子が健大高崎の野球部OBという高崎市の舩橋千春さん(47)は「試合前は決勝まで来たら勝っても負けてもどちらでもいいと思っていたが、やはり悔しい。でも精いっぱい頑張ったから、胸を張って帰ってきてほしい」とねぎらいの声をかけた。
知事や市長もコメント
元高校球児で伊勢崎市の会社員、西宮藤紀さん(30)は「OBではないけど健大高崎ファン。(健大高崎の)逆転のホームランも飛び出し、好ゲームだった。あともう少しだった」と悔しがった。
令和6年選抜大会決勝を制したときは甲子園に駆けつけた群馬県の山本一太知事は、この日はあいにく公務のため、代わりにコメントを出し、「惜しくも優勝はなりませんでしたが、全国の強豪を相手に持ち前の粘り強さと勝負強さを発揮し、見事に決勝の舞台まで勝ち上がった。最後まで全力で戦い抜いた皆さんの姿は、県民に大きな勇気を与えた」とたたえた。
学校が所在する高崎市の富岡賢治市長も「準優勝おめでとう。際どい試合の連続でしたがよく頑張りました。その姿は、私たち市民に感動と希望を届けてくれた」とのコメントを出した。会場にはメッセージボードも設置され、「感動をありがとう」「来年こそ優勝」などと熱い思いがつづられていた。



