全国高校野球地方大会は17日、各地で熱戦が繰り広げられた。3季連続の甲子園出場を目指す神村学園(鹿児島)は鹿児島南を11-3で下し、7回コールドで準々決勝に進出。今春の選抜で8強入りした八戸学院光星(青森)と昨夏の甲子園4強の山梨学院(山梨)はそれぞれ準決勝に進んだ。昨夏代表の東海大熊本星翔(熊本)も8強入り。西日本短大付(福岡)は5回戦で敗れた。
2年生左腕がロングリリーフで好投
神村学園は今春の選抜で2試合完投したエース・龍頭に続く投手の台頭が課題だった。そんな中、2年生左腕の松永が好救援で名乗りを上げた。先発投手が初回に3連打を浴びて先制を許し、なおも無死一、三塁の場面で松永がマウンドへ。1点を追加されたものの後続を断つと、二回以降は直球にスライダーやチェンジアップを織り交ぜ、相手打線を翻弄した。
六回無死満塁のピンチも切り抜ける
六回には無死満塁のピンチを招いたが、左飛と2者連続奪三振で無失点に抑えた。結局、6回2/3を1失点にまとめ、「変化球で空振りが取れ、自信がついた。(急な登板にも)準備はしていた」と振り返った。
選抜メンバー外から午前5時走り込みで成長
松永は選抜では不調でメンバー外。その後の九州大会でも中継ぎ登板で1回持たずに2失点した。「取り組み方を変えないといけない」と、午前5時からポール間を走り込んで下半身を強化し、夜も自主練習でシャドーピッチングを重ねた。フォームが安定して制球力が向上し、球速も増して変化球がより生きるようになった。
小田監督「合格点」、4連覇へ弾み
試合後、小田監督は「合格点を与えたい」と評価。松永は「(次も)チームに流れを持ってくる投球をしたい」と意気込む。鹿児島大会4連覇を目指すチームに、弾みがつきそうだ。



