福山(広島)が29日の広島大会決勝で広島商に4-3で逆転勝ちし、春夏通じて初の甲子園出場を決めた。この日は6大会で決勝が行われ、全49代表が出そろった。享栄(愛知)は31年ぶり、高川学園(山口)は3季連続の甲子園出場。履正社(大阪)、仙台育英(宮城)、中京(岐阜)も出場を決めた。全国選手権は8月5日開幕で、1日に抽選が行われる。
想定通りの試合運び
試合前、福山の小田監督は「前半を2点に抑え、後半に逆転」というプランを選手たちに伝えていた。想定通りの展開となり、五回に主将の渡辺の適時内野安打で1点差とし、六回には中軸の3連打などで一気に逆転した。初の甲子園を懸けた試合でも気負いのない戦いぶりだった。
3人の監督のもとで成長
今の3年生は監督が2度交代した。広島商や広島新庄を率いた迫田守昭さんが入学時の監督だったが、体調不良で2年時の夏に退任。コーチから昇格した長門功さんを経て、今春、小田監督が就任した。渡辺は「迫田さんには厳しさを、長門さんには技術力を、小田さんにはチームとしての落ち着いた考え方を教わった」と語った。
公立校の快挙
今大会の6試合は、いずれも3失点以下。過去ベスト16が最高だった公立校が、勢いだけではなく、地に足を着けた試合運びで広島の頂点へ駆け上がった。福山は1975年創部で、卒業生に俳優の西田尚美さんがいる。



