愛知・名古屋アジア大会で28日、「クラッシュ」が行われ、男子81キロ級に出場した大吉賢(27)=日体柔友会=が銅メダルを獲得した。
日本人からすると、「寝技のない柔道」という表現がわかりやすいだろうか。柔道着と似たジャケットを着て、投げ技のポイントで争うクラッシュに、柔道元強化選手の大吉賢(27)が挑んだ。
2試合を勝ち上がったが、準決勝でイラン選手にポイント差で敗れ、「悔しいが面白いチャレンジだった」と振り返った。
クラッシュとは
クラッシュは2大会前に正式種目になった3500年の歴史があるとされるウズベキスタンの伝統的な格闘技。
アジア大会は他にも格闘技が多彩だ。五輪競技のボクシング、テコンドー、柔道、レスリング、フェンシングのほか、中国発祥の武術太極拳や日本発祥の柔術、空手、今大会から加わった総合格闘技(MMA)を合わせ、10種が行われている。
アジアの格闘技の強さ
格闘技ライターの布施鋼治さんは「アジア各国に伝統的な格闘技がある。格闘技熱は非常に高い」と話す。そして、強い。
パリ五輪では、格闘技5競技でアジア勢が金メダルの6割を占めた。この背景には、各国に根付く伝統的な格闘技文化と、それを支える熱いファン層があるとみられる。