ノルディック複合で2022年北京冬季五輪団体ラージヒル銅メダリストの山本涼太(長野日野自動車)が、26~27年シーズンからスキージャンプに転向すると16日、所属先が発表した。29歳の山本は、2030年ミラノ・コルティナ五輪で複合が実施種目から除外されたことを主な理由に挙げ、「五輪の舞台は今も一番大きな目標。夢をもう一度追いかけ、自分の可能性に挑戦したい」とコメントした。
北京五輪での銅メダルとW杯での活躍
山本は初の五輪出場となった北京大会の団体ラージヒルで銅メダルを獲得。今年2月のミラノ・コルティナ大会にも出場した。得意のジャンプを生かし、ワールドカップでは2022年11月に自己最高の2位となるなど、個人で通算4度の表彰台に立った。複合選手としてのキャリアに区切りをつける決断について、「とても寂しく、簡単ではなかった。これからも複合に育ててもらったという誇りを持ち続ける」と心境を綴った。
転向の背景と今後の目標
国際オリンピック委員会(IOC)は2023年10月、2030年ミラノ・コルティナ冬季五輪の実施競技からノルディック複合を除外することを決定。これにより、複合選手は五輪出場の道を絶たれた。山本は「五輪の舞台は今も一番大きな目標」と語り、ジャンプ競技で再び五輪を目指す意向を示した。所属先の長野日野自動車は、山本の新たな挑戦を支援する方針だ。
複合からの転身と今後のスケジュール
山本は今後、ジャンプ競技に専念するため、トレーニング方法や大会スケジュールを調整する。具体的な転向初戦は未定だが、26~27年シーズンのワールドカップ出場を目指すとみられる。複合で培ったジャンプ技術を武器に、新たな競技での成功を目指す。



