山形県は2026年6月から、視覚障害者らがスマートフォンのアプリで災害情報を音声で得られる「耳で聴くハザードマップ」の運用を始めた。
アプリの機能と特徴
このアプリは、土砂災害の危険性や水害時の浸水の深さを把握して避難路の確保に役立てることができる。また、災害発生時に最寄りの避難所まで誘導する機能も備えている。
説明会の様子
6月28日には山形市城南町の霞城セントラルで、視覚障害者らを対象としたアプリの使い方説明会が開かれた。アプリの企画・監修に携わった日本視覚障がい情報普及支援協会(東京都)の能登谷和則理事長は、平時にニュースなども聴くことができると説明。自身も視覚障害を持ち、スマホ教室などを開く仙台市の堀内豊さんが、スマホ画面を共有しながら具体的な使い方を指南した。
参加した井沢恵さんは「視覚障害者の問題を解決してくれるいいアプリ。ハザードマップを基に、実際に避難経路を歩いて確認したい」と話した。
多言語対応と対象者
アプリは視覚障害者のほか、小さな文字が見えにくい高齢者や日本語に不慣れな外国人でも使えるように設計されている。対応言語は英語、ベトナム語、中国語、韓国語、ネパール語の5言語に日本語を加えた6言語。
能登谷理事長は「事前学習にアプリを活用してもらうことが大切。もちろん有事にも確認して速やかな避難につなげてほしい」と語った。



